「どこがボトルネックになっているのか?
を明らかにするために、CloudTriageのような
ツールが必要な時代になっている」

導入事例:河北ライティングソリューションズ株式会社様

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河北ライティングソリューションズ株式会社(以下KLS社)は、宮城県石巻市に本社を構え、さらに埼玉県さいたま市に営業所、ベトナムに工場を持つグローバル企業だ。半導体製造装置、医療用分析装置などで用いられる特殊ハロゲンランプや放電ランプの開発・製造で、海外からも高い評価を得ている。

今回当社のインタビューにお答えいただいたのは、業務部ITグループで課長を務める新谷 優 氏と、同じく業務部ITグループ主任の鈴木 伸宏 氏。
またインタビューの場には、KLS社にCloudTriage QoEサービスを提案・販売した株式会社インターネットイニシアティブ(以下IIJ社)東北支店の今田氏、石井氏が同席した。

「ネットワークが遅い。特にOffice365のクレームが多い」

新谷氏はユーザー体感品質モニタリング導入の経緯についてこう語る。
「ユーザーからはネットワークが遅いとか、基幹系のSAPとの接続が途切れるとか、苦情が多かった」「特にOffice365のレスポンスが遅いという声が多かった」「こうした背景から、なんとかネットワークの可視化をしたいと思っていた」

以前より様々なベンダーに相談しいくつか提案を受けたものの、驚くほど費用が掛かるものだったという。また、監視システムを構築できたとしてもネットワーク技術者を張り付けるだけのリソースがないのもネックとなった。作って終わりになってしまうことが容易に予想できる以上、導入に踏み切れなかった。

新谷氏がIIJ社からCloudTriageの紹介を受けたのはちょうどそんなときだった。

「一番(重要度が)大きかったのはSAPとOffice365」

実はネットワークパフォーマンスの可視化と改善の試みはこれまでも行われていた。

顕著な例としてはIPv4回線からIPv6回線への移行だ。このタイミングで、拠点間ネットワークやデータセンターとの通信などの面で、ある程度の改善が見られた。また、CloudTriageの利用より以前にもモニタリングツールを導入し、監視体制の構築も試みられていた。
結局のところモニタリングに関しては、複数の監視ツールの情報や同時刻のインシデントをIIJ社がまとめてレポーティングしていた。新谷氏はこのレポートについて「IIJさんはよく頑張ってくれて、いろいろな機器からログを集めてレポートにしてくれた。ただどうしても労力が要るので、本当は全体をまとめて可視化できるようなものを提案してくれるのが一番いいのだが」とコメントしている。

ただそうしたレポートの情報も障害発生を再確認するに留まっており、Office365やSAPのパフォーマンス改善には至らなかったという。

そこでIIJ社がCloudTriageの導入を提案。
CloudTriage QoEサービスが数多のモニタリングツールの中でも数少ない「ユーザー視点」で質を測定し、パフォーマンス低下の証拠を残すことのできるツールだったからだ。

新谷氏、鈴木氏をはじめとしたKLS社のITグループがパフォーマンス改善に取り組むためには、SAPやMicrosoft、ネットワークを構築したベンダーと協力して調査を行う必要があった。そのためのツールとしてマッチしていると関係者に判断されたことが、今回の導入に繋がった。

「『どこがボトルネックになっているのか』を明らかにするために、CloudTriageのようなツールが必要になっている」

新谷氏はCloudTriageに触れた感想をこう述べた。「ユーザーの体感速度を見られるというのは、使ってみるとまんざら悪くない」「表示される時間に着目したのは良いアイデアだと思う」

 インタビューは導入後半年を経過した頃に行われていたため、遅延の発生や、それに伴うクレームの状況についても伺ってみた。
「IPv6回線にしたときにSAPのセッションエラーはわずかに減ったので、その分だけはクレームが減った。しかし根本的な解決はできていない」「Office365については、まだ社内のユーザーには我慢してもらっている状態。ただしパフォーマンス遅延が起きていることをデータで説明できるようになった」

 SAPとOffice365のエラーは依然として発生し続けている。しかしKLS社にとってはこれまでと大きく変わった点が一つある。それは、SAPやOffice365の遅延時に自社のネットワークや拠点間の回線に問題がないことをCloudTriageが証明している点だ。


「SaaSではリソースが我々の手の届かないところにあり自分たちでモニタリングできない。サービス提供側の監視結果だけで”問題なし”と判断されてしまえば打つ手がなくなってしまう。しかし今はCloudTriage QoEサービスのネットワーク監視オプション*が我々のネットワークに問題が生じていないという証拠をしっかりと記録している」
「ネットワークにおいて『どこがボトルネックになっているのか』を明らかにするためにCloudTriageのようなツールが必要になっている。自衛の意味も含め、これまで以上にユーザー側での監視が重要になったのかもしれない」

 「Office365の監視データが集まったら、Microsoftに対し『ちょっと遅すぎない?』という対応ができるのでは、と考えている」「SAPでも同じ視点で調査や改善を続けている」新谷氏は楽しそうに語った。

CloudTriageのネットワーク監視オプション*

CloudTriageの有償オプション。Ping、SNMP、DNSクエリなどのレスポンス計測が可能になる。体感品質測定の結果と照らし合わせることで、パフォーマンス遅延発生時に通信のボトルネックとなった箇所を特定するのに役立つ。

「インターネットは誰も品質を保証してくれない世界というのが前提」

昨今はインターネット自体が複雑な要素の絡みあいになっており、責任範囲の境界がわかりづらくなっている。
「SaaSやクラウドでSLA保証のサービスを利用したとしても、高額な利用料に対して返ってくるのは損害の数%程度。インターネットの品質は誰も保証してくれない世界というのが前提になっている」

「ネットワークに繋げばある程度は動く。だがその動いている状態は本当に正常なのか。これが正常だと誰がどのように判断するのか。どんな測定をしてどんな指標で判断すればいいのか」
「これからますますネットワークの品質のモニタリングは重要になる。そういう意味ではこの製品は良い製品ですね」新谷氏はインタビューの最後をこう締めくくった。

KLS社の改善は今も着実に進んでいる。今後ビジネスの拡大に伴い予想外のトラブルに見舞われることがあっても、確実に改善を積み重ねていくことだろう。

河北ライティングソリューションズ株式会社

事業内容:特殊(業務機器組込み用)ハロゲンランプ及び放電ランプの開発、製造と販売

本社・工場:〒986-0132 宮城県石巻市小船越字舟形 147

企業サイトURL http://www.kls-co.com/

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