Japan IT Week に出展!~サイト表示速度レポートは大好評~
パフォーマンスモニタリング
2016.05.25

Japan IT Week 春 第4回 通販ソリューション展に出展してきました!
株式会社テリロジーは、去る5月11日~13日、株式会社テリロジーは東京ビッグサイトで開催された Japan IT Week 2016春 第4回 通販ソリューション展に出展企業として参加しておりました!
発表ではJapan IT Week 3日間の来場者数はなんと89,283人に上ったそうです。
我々のブースにも3日間で300人を超える方にお立ち寄りいただき、「ECサイトの表示速度で売上が変わる!?」をテーマにCloudTriageをご紹介し、また様々な意見を頂くことができました。
また展示会中、ブースにお立ち寄りいただいた方にはECサイト表示速度に関するアンケートにお答えいただいておりました。
今回のブログでは、その一部をご紹介し、当日会場にいらした方々の様子やトレンドを感じ取っていただければと思います。
当日いらっしゃったのはこんな人たちでした
今回ご来場いただいた方を大まかに分けると、
- ECサイトオーナー、あるいはECサイトをこれから構築する予定の方 (69%)
- ECサイトの運用・構築、ECサイトのための機能やシステムを提供している方(15%)
のいずれかにカテゴライズされる方が大半を占めていました。
それらに該当しないものを「その他」(15%)とした3つのカテゴリごとにどのような回答があったのか紹介していきます。
自社ECサイトの表示速度に興味はありますか?
1.ECサイトオーナー/これから構築する
- 興味がある 95%
- 興味がない 5%
2.ECサイト運用・構築・システム提供
- 興味がある 100%
- 興味がない 0%
3.その他
- 興味がある 100%
- 興味がない 0%
表示速度を測定していますか?
1.ECサイトオーナー/これから構築する
- 測定している 13%
- 測定していない 88%
- 分からない 0%
2.ECサイト運用・構築・システム提供
- 測定している 0%
- 測定していない 100%
- 分からない 0%
3.その他
- 測定している 0%
- 測定していない 67%
- 分からない 33%
ECサイトのシステム運用は内製していますか?
1.ECサイトオーナー/これから構築する
- 内製している 63%
- アウトソースしている 26%
- 分からない 11%
2.ECサイト運用・構築・システム提供
- 内製している 100%
- アウトソースしている 0%
- 分からない 0%
3.その他
- 内製している 40%
- アウトソースしている 0%
- 分からない 60%
時間ごとのコンバージョン数を把握していますか?
1.ECサイトオーナー/これから構築する
- 把握している 41%
- 把握していない 53%
- 分からない 6%
2.ECサイト運用・構築・システム提供
- 把握している 75%
- 把握していない 0%
- 分からない 25%
3.その他
- 把握している 20%
- 把握していない 60%
- 分からない 20%
自社サイトの表示速度とコンバージョン数に相関があると思いますか?
1.ECサイトオーナー/これから構築する
- 思う 59%
- 思わない 6%
- 分からない 35%
2.ECサイト運用・構築・システム提供
- 思う 100%
- 思わない 0%
- 分からない 0%
3.その他
- 思う 0%
- 思わない 0%
- 分からない 100%
アンケートの対象がブースに立ち寄ってくれた方、ということで、元々表示速度に興味のある方が多いのは予想していましたが、ECサイトの表示速度に興味を持っていた方は、全回答者のうち実に97%にも上りました。
ECサイトオーナーの6割以上がECサイトの運用を内製しているとのことでしたが、表示速度について把握できているサイトは1割程度に留まっていました。
把握できていない方にお話を伺うと、多くはPV数や訪問数、あるいはコンバージョンの割合を計測されており、表示速度までは見ることができていないとのことです。
表示速度の重要性についての認識についてはどうでしょうか。
「自社サイトの表示速度とコンバージョン数に相関があると思いますか?」
の質問に対し、相関があると思うと答えたECサイトの構築・運用、システムを提供されている方が100%となったのは特筆するべき点だと思います。
さすがに知見もあり、業界のトレンドを把握していらっしゃるといえるのではないでしょうか。
では、ECサイトオーナーが遅れているのかといえば、決してそんなことはないはずです。
おそらくですが、表示速度がECサイトにとってプラスになることはなんとなくご理解いただいている
ものと思います。
しかし、「表示速度を測定していますか?」の質問に対し「把握していない」との回答が88%、「時間ごとのコンバージョン数を把握していますか?」の質問に対し「把握していない」との回答が53%と半数以上を占めることから、自社のECサイト表示速度の改善や効果測定を実施したことがなく、実感に乏しい、というのが本当のところではないでしょうか。
それを裏付けるかのように「自社サイトの表示速度とコンバージョン数に相関があると思いますか?」という問いで「思う」と答えた59%以外では、「分からない」が36%を占めており、「思わない」と断定している方は5%に留まっています。ここからも、判断材料がない、実体験がないため明確に判断が下せていない様子が伺えます。
実際にやってみませんか?
表示速度の測定:Google Analyticsの使い方
アンケートでも8割近くの方が活用していたGoogle Analyticsを活用して、サイトの表示速度を把握することができます。
・使い方
①行動 > サイトの速度 > ページ速度 をクリックします。
②平均読込時間の項目を確認します。
Google Analyticsを利用するメリットは無料で始められること。
また、すでに多くのユーザーがいるので、ツール便利な使い方が多数Webで公開されていることも大きな利点です。
デメリットは定常監視ができないこと。
そしてこの方法で見られるのは期間内のすべてのページの表示速度が平均化されたものになってしまうことです。
このデメリットにはあらかじめ注意が必要です。
表示速度は時間の推移で短時間でも大きく変化します。
以下は国内の有名なECサイトの表示速度を測定した結果です。ご覧のとおり2秒~6秒の範囲で頻繁に大きく変化しています。
同じ期間内の平均値を見ても、表示時間の平均は約4秒と表示されるだけで、「時々サイトの表示に6秒を要していること」を把握することはできません。
従って、サイト表示速度の測定は、「できるだけ短いサイクルで」「定常的に」行われることが望ましいです。
表示速度の改善:Page Speed Insightsの使い方
サイトのチューニングが必要な個所があればGoogleのPage Speed Insightsを利用すると改善ポイントと改善方法を提示してくれます。
・使い方
①行動 > サイトの速度 > 速度の提案 をクリックします。
②Page Speedの提案をクリックします
③修正方法の表示をクリックします。
ECサイトの表示速度の目標値は約3秒、最近では2秒程度といわれています。
この根拠となるECサイトの表示に関する様々な統計データや事例はこちらのeBookでご紹介しています。
他にも「サイト 表示速度」などのキーワードで検索すれば測定手順やツールの類はいくらでも見つかるはずです。
ECサイトをお持ちの方、ECサイトの構築に携わる方は自社ECサイトの表示速度がどれくらいの水準にあるのか、是非一度確認してみてください。
競合との比較レポート
「ECサイトの『表示速度』を改善して売上アップした事例7選」で紹介したとおり、サイトの表示の目安は2秒~3秒。それより遅い場合、半分以上の訪問者が競合のサイトに流れてしまう恐れがあります。
しかし、アンケートの回答では表示速度を把握していないという方も多くいらっしゃいました。
測定や分析にはまずツールが必要、ノウハウもいる、
普段の業務だけでも忙しいのにそんなところまで手が回らない・・・
という方も多いのではないでしょうか。
展示会では、無料で自社と競合のECサイトの表示速度が比較できる競合比較レポートをご案内したところ大変好評でした。
「競合サイトと表示速度を比較したいと思いますか? どのサイトと比較したいですか?」という質問に対しては
- 思う 88%
- 思わない 12%
という結果が出ており、多くの方がサイト表示速度の測定と競合との比較に興味を持たれていることがわかります。
当日も多数のお申込みをいただきましたが、ご好評につき、さらに無料の競合比較レポート作成のお申込みを受け付けています。
ご興味があればぜひこちらからお申込みください。
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2016.05.25
Japan IT Week に出展!~サイト表示速度レポートは大好評~
私達は5月11日~13日、東京ビッグサイトで開かれたJapan IT Week 2016に出展しました。会場の様子やトレンドを感じていただけるよう、ブースで回収したアンケート結果から一部をご紹介します。
パフォーマンスモニタリング
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