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Microsoft SQL Serverは、Windows Server上で最もよく使われるデータベースのひとつです。その応用範囲は生産管理システムからヘルスケアの分野まで幅広く、企業活動の屋台骨とも言える基幹システムのデータベースとしても用いられています。

そんなITシステムの心臓部と言える Microsoft SQL Serverの重要な働きを止めないよう、どのような項目を監視すればいいのでしょうか。

親しみやすいMicrosoft SQL Serverと、その重い責務

Microsoft SQL ServerはRDBMS(リレーショナルデータベースマネジメントシステム)としては充実したGUI画面を備えていたり、操作が比較的分かりやすかったりと、親しみやすいシステムとして有名です。しかし、その担う責務の重さを肝に銘じ、周辺システムに悪影響を及ぼすことがないように、障害やパフォーマンス低下問題を防ぐためにしっかりと監視することが重要になります。

ちなみに、Microsoft SQL ServerはDB専門家以外でもとっつきやすいがために、アプリケーションチームが無秩序にDBを導入するなどした結果、同一筐体に複数のバージョンが共存することもあると言われています。2014年のアプリケーションベンダーの調査では、調査対象の組織で稼働しているMicrosoft SQL Serverのうち実に45%がSQL Server 2000であることが判明しました。 監視対象のバージョンの多さは、ITサポートの煩雑化やシステム監視の複雑化など、システム運用を難しくする一因でもあります。

Microsoft SQL Serverの監視項目

Microsoft SQL Serverのシステム監視は重要ですが、一体何を監視すればいいのでしょうか。下記に監視項目の一覧をまとめました。現在の監視項目と比較してみましょう。

パフォーマンスの監視 Microsoft SQL Serverデータベースサーバがリクエストを処理できる状態ですか?
通常時のクエリの応答時間を把握していますか?
Microsoft SQL Serverサーバへのログイン数/ログアウト数を把握していますか?
Microsoft SQL Serverサーバにアクセスしているアプリケーション及びユーザを把握していますか?また、それぞれが想定されるリソース使用量を把握していますか?
それぞれのアプリケーションが、現在、どのようなクエリを実行しているか把握していますか?
エンジンの監視 SQL ServerのCPU使用率を把握していますか?
SQL ServerのI/O(読込み/書込み)処理時間を把握していますか?
SQL Serverの日々の負荷状況を把握していますか?
どのデータベースが、データベース・サーバ・エンジンに最も負荷をかけていますか?
実行プロセス数と実行中のクエリを把握していますか?
クエリを実行しているユーザを把握していますか?
ロック状態の監視 ロックされている処理を把握していますか?
どのユーザのどのプロセスがブロックされているか把握していますか?
ルートブロック状態のプロセスを把握していますか?また、どのクエリがロックされているか把握していますか?
デッドロックは発生していますか?
データベース・アクティビティとスペースの監視 どのデータベースがSQL Serverで動作しているか把握していますか?
容量が不足しているデータベースはありませんか?
トランザクション量の多いデータベースはどれですか?
それぞれのデータベースのトランザクション数を把握できていますか?
SQLメモリの監視 SQLサーバには十分なメモリ領域が確保されていますか?
現在のメモリ消費と今後のメモリ使用量(予測)を把握していますか?
コネクション、ロック、クエリ最適化のために使用されているメモリサイズを把握していますか?
キャッシュ・ヒット率を把握していますか?
バッファ・プール内にあるページ数を把握していますか?
利用可能なページ数を把握していますか?
OSの監視 十分なディスク容量がありますか?
CPUやメモリ・リソースの過度の競合は発生していませんか?
異常なディスク・ビジーが発生していませんか?
CPU、メモリ、ディスクなどのリソースを消費しているプロセスを把握していますか?

Microsoft SQL Server以外の監視項目も!?

監視項目の表をご覧になり「監視すべき項目はこんなに多いのか!?」と驚かれた方もいらっしゃるのではないでしょうか。しかし、表にまとめた監視項目に加えてネットワークや物理サーバの状態など、実際にはさらに多くの項目を監視することが求められます。これに加えてMicrosoft SQL Serverの複数バージョン共存問題も、システム監視を難しくしています。幸いにも近年は幅広い項目を一元管理でき、かつ運用のしやすい監視ソフトウェアやクラウドサービスも登場しています。これを機に、システム監視体制を見直されてはいかがでしょうか。

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