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ハイブリッドクラウド環境におけるQoEについて興味深いセミナー動画を見つけたので、今回はこちらをご紹介したいと思います。

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  • こちらの動画は TechTarget.com で公開されています。
    上記リンクから公開元のサイトへ移動してご視聴ください。

Tom Nolle氏(CIMI Corp. (http://cimicorp.com/)は、この動画の中で以下のような内容を説明しています。

  • 物理・仮想環境とは違い、クラウド環境のリソース共有状況は完全に把握できないので、QoE(ユーザ体感品質)を計測することで、アプリケーションなどのトラブルを発見する方法も必要/li>
  • ベースラインと現在の値を比較することで異常を検知する仕組みが重要
  • QoEの目標値を設定して、目標に近づける努力が必要

動画の中では、ハイブリッドクラウドのQoEを把握するために押さえておくべきポイントが分かりやすく説明されています。特に注目すべき点がありましたので、その中からいくつか引用してみます。
(注:和訳は当社ライターによるものですが、文章を簡潔にする目的で意訳が含まれます。)

  • Hybrid cloud resource management starts with point-of-experience data and adds the trio of cloud management data, network management data, and data obtained by deploying application monitoring tools as part of the cloud provider, and the third is deployed as part of cloud application DevOps and integration.
    • ハイブリッドクラウドのリソース管理は以下の4つのデータから始まる
      • 各ポイントの体感データ (experience data)
      • クラウドマネジメントデータ ※1
      • ネットワークマネジメントデータ ※1
         ※1 クラウドプロバイダの監視ツールから得られるデータを含む
      • クラウドアプリのDevOpsなどから得られるデータ
  • Any abnormal condition from any management source is the start of a QoE exploration.
    • “いつもの値”と大幅に異なる状態となった時がQoE(ユーザ体感品質)の調査開始の合図です。
  • Measurements need to correlate with goals, so most QoE assurance processes need to focus on response time, network delay, and things measured in units of time, not units of bandwidth, etc!
    • 一定のQoEを確保するには、ネットワークの帯域使用率などではなく、レスポンスタイム、ネットワーク遅延などを“秒などの時間”で計測し、目標値に近づけることが重要です。
  • A frame of reference is critical for network troubleshooting, so establish some baselines from normal operating conditions to measure current conditions against.
    • 重要なのは“いつもの値”から“ベースライン(基準値)”を把握しておくことです。
  • Look for differences! When all else fails, problems will usually be found by tracking the differences from baseline conditions, so be sure to not only know what your baselines are, but how to measure in the same places when you have a problem!
    • そして いつもの値 との“違い”に着目してください。 多くの場合、いつもの値 との“違い”から問題を発見できるのです。
      ベースラインを知ることはもちろん重要ですが、一番の課題は、必要なポイントでベースラインを計測する仕組みです。

アプリケーションの遅延に悩んでいる、あるいは、これからハイブリッドクラウド環境の構築を検討されている方は、システムやユーザ体感品質を向上するヒントとして、ぜひ参考にしていただきたい内容です。

以上の内容を簡潔にまとめると、次の4つに集約されます。

  • QoEを表現するものとして、レスポンスタイム、ネットワーク遅延などを“秒”などの単位で測定し、数値化する
  • QoEの目標を設定し、その目標に近づけていく努力をする
  • “いつもの値”であるベースライン(基準値)を普段から把握しておく
  • いつもの値との“違い”に着目し、普段と違う異常を検知することで、問題を早期に発見する

いかがでしたでしょうか。

こちらにご紹介したのは動画の中の一部ですので、詳しくはTechTargetの動画(英語)をご参照ください。

CloudTriageのベースライン計測

ベースラインは、しきい値とは異なり、普段との違いから異常を検知する優れた仕組みで、ユーザ体感品質の改善はもとより、システム障害の予兆検知にも大きな力を発揮します。

しかし、今、使っているツールではベースライン機能が無い、監視情報と連携させられない、どの項目でベースラインを設定すればよいのかわからない、など、実際に運用に取り入れるまでには解決すべき問題があるかと思います。

そんな時はベースライン機能を備えたツールを使ってみるのが一番です。
当社のCloudTriageも、ベースライン監視が可能なツールの一つです。
今後、QoEを重視したシステムをお考えでしたら、以下のページもご覧ください。

CloudTriageのRCAサービス(障害原因解析)、QoEサービス(ユーザ体感品質測定)では、このベースラインという機能を活用した障害予兆検知、サービス品質劣化検知機能があり、二つのサービスを組み合わせることでQoEの劣化を可視化し、障害の根本原因を自動解析することができます。

詳しくはこちらのページをご参照ください。

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