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クラウドコンピューティングサービスは、今や百花繚乱といえるほど多くのプロバイダーからさまざまなサービスが展開されています。これほど多くのサービスが世にあふれていると、ユーザーとして最も良いサービスを選ぶだけでもひと苦労。残念ながらクラウドサービスは「コレさえ選べば確実!」といったような絶対解は存在しないため、サービスで一番に求めるものは何かを吟味し、要件を明確にしたうえで選ぶことが重要です。

今回は「よくある4タイプ」を挙げ、どのサービスが最も適しているかを比較してみました。導入の選定にお役立てください。

※特に断りがない限りは2015年7月現在の情報を元に執筆しています。

実際にクラウドに触ってみたい!トライアルに最適なサービスは

クラウドサービスそのものを深く知るためには、まずは使ってみることが一番の近道です。使うことで利用のイメージもより明らかになっていきますし、新しいビジネスのアイデアも浮かぶかも知れません。

この場合、最もオススメできるのはAWSです。何しろ初回利用者はすべてのプランを「1年間無料」で試すことができるのです。

制限事項もありますが、実際の環境を無料で使えるとは、なんと太っ腹なのでしょうか。対してAzure とSoftLayerの無料トライアル期間は30日間。検証ポイントを事前に明確にしたうえで、慎重に申し込む必要があります。

料金分の仕事をキッチリしてもらいたい!最も安定したパフォーマンスを出すサービスは

一般的にクラウドサービスは、仮想化インフラの上に構築されています。物理サーバのリソースを複数のインスタンスでシェアしているため、時にはカタログスペック通りのパフォーマンスを出せないこともあります。サーバスペックに対してお金を払っているユーザーとしては、常に安定したパフォーマンスを出してもらいたいというのは、自然な心理です。

3つのサービスのなかでは、CPUパフォーマンス、ディスクIOともに全般的に安定したパフォーマンスを発揮するのはAWSのようです。CloudHarmony blogによる2014年7月に実施したテストでは、パフォーマンステストの複数回の結果の標準偏差を算出し、パフォーマンスの安定性を観察しました。結果、AWS、Azure、SoftLayerの順にパフォーマンスが安定していることがわかりました。パフォーマンスはその時のサーバの状態にもよるため、絶対の結果であるとはいえませんが、AWSは支払った料金分の仕事をきっちり行ってくれる可能性が最も高いサービスといえそうです。

何よりも個人情報の保護を!最も安心できるサービスは

クラウドサービスにおいて、常につきまとうのが情報漏えいのリスク。機密性の高い個人情報を扱う企業においては、情報漏えいを防ぐことは至上命題ともいえます。

Azureはクラウドコンピューティングサービスのデータ保護制御のための国際規格である「ISO/IEC 27018」の基準を満たしていることが、英国規格協会(British Standards Institution)によって確認されました。ISO/IEC 27018は2014年7月に公開された情報セキュリティ規格であり、サービスプロバイダーとして取得義務はありませんが、セキュリティに対する取り組みはAzureが一歩リードしているでしょう。

サービスにも独自性が欲しい!最もユニークな機能を持ったサービスは

これまでトライアルや安定したサービス、セキュリティなどITシステム選定において重要な要素について見てきました。しかし、ITプロフェッショナルとしてもうひとつチェックしたいのが、ユニークな機能を持っているかどうか。他社が逆立ちしても提供できないような機能は、それだけで導入の大きな理由となります。

SoftLayerは仮想マシンだけでなく、ベアメタルサーバを提供することが大きな特長の1つです。ベアメタルサーバは物理的に1台のマシンを占有できるため、他のパブリッククラウドと比較し、ハイパフォーマンスのシステムを構築することができます。しかも、申込み後、30分ほどで利用を開始できるようになります。

また、SoftlayerのFlex Imagesは、仮想サーバ・物理サーバを問わずに環境を丸ごとイメージ化し、どちらのプラットフォームにも展開できる機能で、環境の切り替えや増強を簡単にかつ高速に行うことができます。複数のプラットフォームにまたがるITインフラを管理する必要がある管理者にとっては、非常に強力なツールとなるでしょう。

またAzureには統合開発環境のVisual Studioの補完機能であるVisual Studio Onlineがあり、ソフトウェア開発を強力にバックアップしてくれます。開発環境まで手掛けるMicrosoftならではのサービスといえるでしょう。

自社に適した選定を

いかがでしたか。AWS/Azure/SoftLayerそれぞれ比較してきましたが、三者三様の特徴があります。導入にはどんなサービスを重視すべきかを今一度検討してみることが必要です。

参考:

移行の成否を分けるモニタリング

ここまでご紹介したようにそれぞれが特徴豊かなサービスですが、共通して言えることがあります。

クラウド移行をスムーズに進めるためにも、移行前から監視の仕組みを整えておくことをお勧めします。
移行前後のベンチマークからはパフォーマンス比較、マイグレーション成否の証明。移行中に頻発するトラブルがアプリケーションパフォーマンスへ与える影響、そして根本原因の提示など、監視情報が活躍する場面は移行におけるすべてのステップで発生します。
クラウド環境のマイグレーションでは、 移行前、移行中、移行後のすべてのステップで発生するパフォーマンスボトルネックの解消が成否を分けます。
もしクラウド環境のご利用をお考えなら、ぜひこちらもご覧ください。

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